COLUMNコラム

グルコサミンとコンドロイチンの違いと主な食材について

グルコサミンとコンドロイチンの違いは?主な働きや食材などについて解説

年齢とともに気になる関節の健康。そのサポート成分として、グルコサミンとコンドロイチンは注目されます。しかし、それぞれの違いや働き、どのような食材に含まれているのかなど、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。こちらでは、グルコサミンとコンドロイチンの働き、含まれている食材などについて解説します。

グルコサミンの働きと役割

グルコサミンの働きと役割

グルコサミンは、体内で合成される天然の物質です。体内では、軟骨の主要な構成成分であるプロテオグリカンやヒアルロン酸といった「ムコ多糖類」を合成するための重要な前駆体(材料)となります。

グルコサミンの主な働き

グルコサミンが関節の健康に良いとされる理由は、その多岐にわたる働きにあります。単に軟骨の材料となるだけでなく、軟骨の代謝を調整したり、炎症を抑えたりする可能性も示唆されています。

関節軟骨の保護と修復サポート

グルコサミンの重要な働きは、関節軟骨の主成分であるプロテオグリカンの生成を促進することです。プロテオグリカンは、軟骨に水分を保持させ、弾力性と衝撃吸収能を与える役割を担っています。グルコサミンが十分に供給されることで、プロテオグリカンの合成が活発になり、すり減った軟骨の修復をサポートして、軟骨の健康維持に貢献します。また、軟骨細胞そのものの働きを活性化させるなど、軟骨の新陳代謝を促す効果も期待されています。

潤滑作用の維持と関節の動きのサポート

関節がスムーズに動くためには、関節を包む関節包の内側を満たしている「関節液(滑液)」が重要な役割を果たします。関節液は、軟骨に栄養を供給するとともに、関節の動きを滑らかにする潤滑油としての機能があります。グルコサミンは、この関節液の主成分であるヒアルロン酸の生成にも関与しています。ヒアルロン酸は高い保水力を持ち、関節液の粘性を保つことで、関節のスムーズな動きを助け、摩擦による軟骨の損傷を防ぎます。グルコサミンを摂取することで、ヒアルロン酸の生成が促され、関節の潤滑性が高まることが期待されます。

グルコサミン摂取のポイントと注意点

グルコサミンを効果的かつ安全に摂取するためには、いくつかのポイントと注意点を理解しておくことが大切です。グルコサミンの1日の摂取目安量は、一般的に1000mg~1500mg程度とされています。一度に大量に摂取すると、場合によっては胃腸の不快感などが現れることがあります。そのため、適切な量を継続して摂取することが大切です。

また、他の成分と組み合わせて摂取することで、より高い効果が期待できます。代表的な組み合わせとしては、コンドロイチンやコラーゲン、MSM(メチルスルフォニルメタン)などが挙げられます。

コンドロイチンの働きと役割

コンドロイチンは、関節軟骨や皮膚、血管壁などに多く存在するムコ多糖類の一種で、ネバネバとした保水性に富んだ性質を持っています。この保水力こそが、軟骨に弾力性と衝撃吸収能力を与え、関節にかかる負荷を和らげる鍵となります。

コンドロイチンの主な働き

コンドロイチンは軟骨の構成成分であり、軟骨の分解を抑制したり、炎症を和らげたりする働きがあることも注目されています。

関節軟骨の弾力性と保水性の維持

コンドロイチンの基本的な役割は、優れた保水力によって関節軟骨に弾力性と柔軟性を与えることです。水分がクッションとなり、歩行時や運動時に関節にかかる衝撃を吸収・分散し、軟骨や骨へのダメージを軽減します。コンドロイチンが不足すると、軟骨は水分を失って硬くなり、弾力性が低下するため、わずかな衝撃でも傷つきやすくなってしまいます。

その他の組織における働き

軟骨以外にも、皮膚のハリや弾力を保つ、血管壁の構造を維持するなど、コンドロイチンはさまざまな組織でその機能を発揮しています。細胞同士をつなぎとめる役割も担っており、身体の組織が正常な状態を保つのに寄与します。

コンドロイチン摂取のポイントと注意点

コンドロイチンの1日の摂取目安量は、一般的に400mg~1200mg程度ですが、製品や目的によって異なります。また、グルコサミンと同様に、継続的な摂取が推奨されます。バランスの取れた食事を基本として、タンパク質、ビタミンC、ビタミンD、カルシウム、マグネシウムなども十分に摂取することが重要です。

グルコサミンやコンドロイチンを含む食材

グルコサミンやコンドロイチンを含む食材

グルコサミンやコンドロイチンを比較的多く含む食材や、食事から摂取するためのポイントについてご紹介します。

グルコサミンを含む食材

グルコサミンの代表的な供給源として知られているのが、エビやカニの殻です。これらの殻に含まれるキチンやキトサンを分解することでグルコサミンが得られます。甲殻類の殻以外では、牛・豚・鶏の軟骨、干しエビ、ウナギの皮の部分、きのこ類、山芋、オクラなどに含まれています。

摂取するには、エビの殻を捨てずに煮出してスープの出汁にしたり、桜エビのように丸ごと食べられる食材を積極的に取り入れたりといった方法が考えられます。ただし、甲殻類の殻などは日常的に食べる機会が少ないため、食材から摂取するのは効率が良いとはいえません。そのような場合、サプリで補うことも一つの方法です。食事の補助として、不足しがちな成分を摂取する際に活用できます。

コンドロイチンを含む食材

コンドロイチンが豊富に含まれる食材としては、動物の軟骨部分が挙げられます。高級食材であるフカヒレも有名です。さらに、鶏の皮や手羽先、ヤゲン軟骨、豚足、牛すじ(アキレス腱など)もあります。これらの部位にはコラーゲンも豊富に含まれており、鶏ガラスープや豚骨スープ、牛すじの煮込みなどは、成分を摂りやすい調理法といえます。

効率よく摂取するための食事のコツ

まず、特定の成分だけでなく、他の栄養素との組み合わせも考慮しましょう。例えば、タンパク質はあらゆる組織の主要な構成成分です。肉、魚、卵、大豆製品などから摂取できます。

コラーゲンの合成に欠かせないビタミンCは、野菜や果物から積極的に摂りましょう。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持します。魚介類、きのこ類、卵黄などに含まれるほか、日光を浴びることで体内でも生成されます。

カルシウム・マグネシウムは骨の主要なミネラルです。乳製品、小魚、大豆製品、緑黄色野菜、海藻類、ナッツ類などからバランス良く摂取しましょう。

日々の献立を考える際には、主食・主菜・副菜をそろえ、多様な食材をバランス良く取り入れることを心がけましょう。

グルコサミン・コンドロイチンを効率よく摂れる食事の工夫

グルコサミンやコンドロイチンを日々の食事から効率よく摂取するには、食材の組み合わせや調理方法を工夫することがポイントです。例えば、エビやカニの殻は出汁として、スープや味噌汁に加える方法があります。また、鶏手羽先や牛すじ、豚足などは煮込み料理にすると、コンドロイチンやコラーゲンを効率的に摂取できます。

さらに、ビタミンCを含む野菜や果物、カルシウムやマグネシウムを含む乳製品、ナッツ、海藻類などと一緒に摂るのもおすすめです。

多様な食材をバランス良く取り入れることが、グルコサミン・コンドロイチンの違いや働きを活かすポイントです。

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